会長・校長ご挨拶

神戸市立神港橘高等学校同窓会
会長 杉原 守
昭和45年卒 神港22回生

同窓会員の皆様には、益々のご健勝のこととお慶び申し上げます。また、日頃より同窓会の活動に、ご理解とご協力を賜り厚く御礼申し上げます。
3年余りのコロナとの共存も、なんとか終止符が打たれそうなこの頃ですが、前年度は参加者の軽減は余儀なくされましたが、同窓会の2大イベント総会・新年交歓会を実施できました事は、会員の皆様方の深いご理解の賜と、合わせて感謝申し上げます。
さて本年度は、神港橘5回生の皆様を迎え入れ、 神港橘高校同窓会初の会員名簿を発行する予定です。この会員名簿は、 神港・兵商両校のルーツを、神港橘校生に知って頂く大切な資料になると確信し取り組んでおります。 私の初期からの目標である「骨太の組識の確立」及び「新校の充実発展の為に如何に寄与すべきか」 の第1歩と位置づけ、同窓会名簿作成委員会(井上幹雄委員長・昭和41年神港卒)を立ち上げ、 神港・兵商、両校のご協力により、9月に完成致しました。
ご協力頂きました両校卒業の皆様、並びに学校関係の皆様にも深く感謝申し上げます。(事務局にて1冊5,000円で販売しておりますのでお問い合わせ下さい。)
また、コロナ禍で楽しみにしていた修学旅行に行くことができなかった 3・4・5回の卒業生の皆様には、特別卒業記念品(タンブラーorボトル)を同窓会から進呈させて頂きました。
最後になりましたが、会員の皆様方の増々のご健勝とご活躍をお祈りし、私の挨拶とさせて頂きます。


神戸市立神港橘高等学校
校長 清家 豊

すがすがしい春の季節となりました。神港橘高等学校同窓会会員の皆様には、平素から本校の教育活動へのご支援・ご協力をいただき、心より感謝申し上げます。在校生たちは、同窓会様からの温かいご支援により、日々充実した学校生活を送り、またその成果が地域や行政をはじめ多方面より高く評価されていますことに改めてお礼を申し上げます。
私は平成30年度より3年間、この神港橘高等学校に教頭として勤務しました。そして今年度、校長として着任したのも何かのご縁だと感じています。ぜひよろしくお願いします。上述の通り、本校の教育活動の成果は目を見張るものがあります。前任校に勤務中も本校のホームページを閲覧し、その成果を我がことのように喜ばしく感じていました。学校として、この勢いを止めることなくさらなる飛躍を目指す今年度、微力ではありますがその流れに貢献できればと思います。
現在は「先行きが不透明で、将来の予測が困難な状態」という意味で、「VUCA」時代ともいわれます。AIの進歩により、10~20年後には日本の労働人口の半数がついている職業がAIやロボットに代替される」というオックスフォード大学の調査結果も数年前に発表され、度々引き合いに出されています。しかしAIも万能ではなく、これまでのデータがないもしくは乏しい事案に関する対応は得意ではないとされています。それは我々人間にとっても同じですが、課題の本質を見極め、これまでに経験のない現象に対しても、創造力を働かせ判断・決断する力が、これからの社会を支えていく人材には求められます。そして、Society 5.0を迎える時代、我々人間により求められるものは、様々な能力の中でも「人間らしさ」ではないかと考えます。相手の気持ちを慮って行動する、意見の食い違う場面では解決のために妥協案を見出す、そんな人間らしさを大切にする人間教育を学校として展開していきたいと考えます。
これまでの3年間、新型コロナウィルス感染拡大防止のために、学校活動も多大な影響を受けてきました。しかし、その制限も少しずつ緩和されるようです。コロナ禍以前よりも生徒の活気に満ちた神港橘高等学校となっていく姿を、同窓会の皆様には引き続き温かく見守っていただきたいと思います。今後ともご支援とご協力をよろしくお願いします。