会長・校長ご挨拶
神戸市立神港橘高等学校同窓会
会長 杉原 守
昭和45年卒 神港22回生
会員の皆様には、平素より同窓会運営に多大なるご理解とご支援を賜り、ありがとうございます。厚く御礼申し上げます。
2年前、会長に選任されて以来、同窓会活動は、コロナ禍で大変な日々を余儀なくされました。同窓会の2大イベントの総会と新年交歓会をはじめ、ほとんどのイベントが中止に追い込まれ、理事会も十分に開催することができませんでした。なかでも中止となった総会は、返信用ハガキにて、総会出席の意思表示をして頂いた会員の皆さまに、議決権行使をして頂き、何とか予算・決算等々を議決し乗り切ってきた次第です。
一方、母校に目を向けるますと、入学式の中止、学級閉鎖、休校に追い込まれることとなりました。その中で、第4回生の表彰者は一段と進歩し、県下でたった5名しか取得出来なかった「全国商業高等学校協会1級」の9冠を、母校の後輩から2名も輩出されました(4頁参照)。 これは偏に、山根学校長をはじめとする先生方の厚いご指導の賜物と改めて感謝し、同窓会といたしましても総会にて、特別表彰をして、支援させて頂くことを理事会にて決定いたしました。
また、同窓会の理事の皆様の高齢化が、この2年間の停滞でますます進み、なかなか若い世代への移行が出来ず、窮地に追い込まれています。どうか皆様方の中から理事になっていただける方々が名乗り出られる【申し出られる】ことを紙面を借りお願い申し上げます。
最後になりましたが会員の皆様の益々のご健勝とご活躍をお祈りし、本年度こそ6月4日の県民会館での総会の席でお会いできるのを楽しみにし、挨拶とさせて頂きます。
神戸市立神港橘高等学校
校長 山根 修
同窓会会員の皆様方には、日頃より本校教育活動に一方ならぬご理解ご協力を賜っておりますことを、心より感謝申し上げます。
詩人の坂村真民さんの「ねがい」という詩には、「見えない根たちの願いがこもってあのような美しい花となるのだ」と書かれています。私たちは普段は花の根を目にすることはありません。しかし、花が咲くために必要不可欠なものが「根」です。同窓会の皆様方と在校生が直接触れ合う機会は、多くはありませんが、見えないところで常に母校を気にかけていただき、ご支援をいただいております。いわば、学校にとって「根」のような大切な存在が同窓会であると感謝しております。
このように温かく見守ってくださっている中で、生徒も様々な、努力を重ねています。進路実績は着実に伸長し、進路を通しての自己実現を果たしています。多くの中学生からも進路先として選んでもらい、本校で学びたいと強く願う中学生の憧れの学校となっております。昨年度は「三菱みらい育成財団」の助成プログラムに本校が採択されました。兵庫県では長田高校と御影高校、そして本校の3校のみの採択でした。全国的にも相当高いレベルの教育活動を実践している学校でなければ採択されておりません。これも、今日まで営々と築いてきていただいた伝統が大きな力になったのだと確信しております。
コロナ禍の中、総会や多くの同窓会行事も中止もしくは延期を余儀なくされる中でも、同窓会役員の皆様方が縁の下の力持ちとなって、活動を継続してくださっています。その献身的な運営が本校と同窓生をつなぐ「根」となり力となってくれています。その根から温かい思いの栄養をいただき、神港橘高等学校は、今まさにさらなる飛躍の時を迎えています。生徒が咲かせた花の中には、同窓会の皆様方の思いがしっかりあらわれていると思います。今後とも引き続き神港橘高等学校の教育活動にご理解ご協力を賜りますようお願い申し上げます。